水の土地に送る旅。

賤ヶ岳、午後6時。

土曜の夕方、
駅伝から戻ってきた娘っ子と
畑のあと義母の薬を手配して
戻ってきたD
ひとり家の片付けと荷造りをした管理人が
合唱練習を終えて待つ
下の娘っ子を迎えに行って
今回の旅が始まりました。
あ、イルクも一緒です。
母を砺波野の教会墓地で待つ
父の隣に送り届ける旅。
ヤモリちゃんの手(足?)が好き。

ちょうど二カ月ぶりの帰宅となる実家は
水道栓を閉めブレーカーを落としてあったのを
兄家族が先に着いて開けてくれ
夕飯や朝食の買い出しも済ませてくれています。
みんな忙しいから
これからもなかなか
帰る機会増やせないかなあ。
到着早々、ヤモリちゃんが出迎えてくれて
思わずお祈りします。
~どうぞこの家お守りください~
げんげ(幻魚)といいます。まさに幻の魚。

娘っ子たちごはんとお刺身あれば
あとは何もいらないくらい楽しみにしてて
兄が多い目にお刺身仕込んでくれてよかった。
義姉は魚を炊くのが上手で
今夜もほら、富山湾の幻の魚を
上品にしあげてくれました。
これコラーゲンたっぷりなやつや。
明日はおはだがとぅるんとぅるんになるね。
ご近所の気のいいおじちゃんとおりがかって
届けてくれたって。

兄家族が帰って来ているのを知ると
ご近所がよろこんでくれます。
通りがかりの気のいいおじちゃん
いちぢくや、柿をくださったって。
柿は皮が薄くて
むかずに食べれる珍しい味。
やっぱり長男って
大事な存在なんよね。
朝みんなで散歩。綽如上人はこの水を見つけてここにお寺建立を決めたんです。

夜遅くまでで
四人で一升瓶空いちゃったけど
翌朝はイルクの呼び声で目が覚めて
一家四人で散歩にでました。
霧雨のなか 瑞泉寺の山門の柱を抱いたり
獅子頭とにらめっこしたり
石仏と生け花に見とれたり。

町角に生けられた花が美しくて。

結局一日、
11月頃の気候のままで
この後みんなで朝食、
礼拝に出かけて
母の納骨礼拝を
砺波平野のとある墓地でしていただく間
ずっとうすら寒い雨がそぼ降っていました。
いただいた花を寂しくなった祭壇に。

お寿司屋で食事して
兄家族を見送って
実家を片付け戸締りをして
兄家族が持ち帰れなかった荷物を荷送して
何度か高速で休憩して
夜8時過ぎに帰宅して、
みんなで荷物を降ろして
洗濯をしかけ、
いただいてきた供花を生けて
旅を終えました。

母のお骨は
父のお骨の隣に
母の墓碑名は
父の墓碑銘の隣に
無事送り届けました。

帰路 助手席で瞼を閉じて
こんな物語を夢想しました。

鹿児島で信仰とともに出会った二人が
水の豊かな富山の土で子を育て
それぞれに命を尽くしたあと
眠りにつきました。
もうじき冬景色となる砺波平野で
寄り添ってこちらを見ているようです。

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