蟷螂交遊録。

豚肉と揚げ豆腐の野菜煮込み、ローストビーフのしその実パスタ、かぶと大根の酢の物、富有柿。

夜中からの雨、止んだと思ったら

午前まで霧雨が残りましたね。

冷え込んでくるというし

午後4時過ぎには曇天の下

散歩に出たのですが

イルクが思いのほか遠回りしたがって

実は四度家から送り出しました。

帰宅すると暮れきってます。

朝イチと思って行った町の仕事は

今回午後からだったらしく

うっかり勘違いだったんですが

午前にさせてもらって帰ってきました。

おかげで午後はイルクと静かな時間

電話支援やアポどり、

文書支援もひとしきり。

さて、先日一度蟷螂の写真を載せました。

実はこの蟷螂さん、

とても管理人にとって大切な出会いでしたので

少し記しておきたく思います。

11月に入りある夕方洗濯物を取り込むと

バタバタと物音がして、

どうやら乾いた洗濯物にとり着いていたらしき

彼に対面したのです。

今までこの昆虫を持てなかったのですが

入念に観察の上、

くびれた部分をつかめば

あの恐ろしげなカマも届くまい、と判断し

じっとしてて、と話しかけながらつかみました。

驚きました。カマキリの肩関節って

270°以上回るんでしょうか。

気づけば背をつかんだ指を

カマがげしげしと攻撃してくるんです。

びっくりしたなあ。大丈夫やから、と

外に出て、そっと放したのですが

その後2度も、家の中に入ってきて

誰かしらが見つけ、そして管理人が呼ばれ

そのたびに「もう入ってきちゃダメよ、」

などと言いながらまた

げしげしと責められながら

ベランダに放していたのでした。

彼は管理人が話しかけると必ず

逆三角形の両角の端にある

これまた三角形(に見える)目の奥の

ゴマ粒の1000分の一くらいの目をこちらの方に向け

じっと管理人の話を聞いてくれているようでした。

写真は先日、立冬の日曜午後

掃除をしていて、

床にほど近いところにいた彼に

遭遇した後のものです。

実はもうそのとき、床にころりと転げ落ち、

お腹を見せて、ジタバタもできずにいたのです。

だけどお尻のあたりから伸びている触覚らしきものが

そおっと動くので、まだ生きていることに気づいたのでした。

まあまた驚かせるなあ。あんた、

死ぬ前に会いに来てくれてたんかいなあ。

としばらく見ていたのですが

少し体を触ると、手の先のカマが動くので

おお、態勢を戻してやればいいかも、と

写真のような、背を上に戻してやったのでした。

ね。安心だよね。この姿勢のほうが。

そう言って、元気なうちに、と写真を撮って

その場から離れたのでした。

夕方、洗濯物を取り込みに出ると

暗くなりかけたベランダの室外機の上で

管理人が戻してやった姿勢のまま

本当に動かなくなっていました。

ほう と一息ついてから

そっとベランダに置いているプランターの

土の上に置いてやりました。

51歳にして初めて蟷螂を持てて

それだけでも十分特別な存在だったのですが

まさか看取らせてもらえるなんて。

ありがとうね。最後に会いに来てくれて。

かまきりを四たび送りて冬立ちぬ haru

コメントを残す