ある冬の日のイルクと。

生鮭やイカは酒塩と小麦粉まぶして人参も一緒に揚げ焼き。

火曜は在宅日にて

朝の散歩も託されたのをいいことに

8時過ぎまで

日が上るのを待ったのですが

イルクと出掛けて

真っ白な霜に驚きました。

雪と見違う霜の白。

よく晴れてたもんね

きれいやねぇ、と

横たわるエノコログサと同じく

地に這って撮影に夢中になりかけたら

イルクが被せ板の隙間から

後ろ足だけ溝に落ちてしまいました。

慌てて共同作業

イルクがエイヤッと前足に体重かけ

後ろ足を浮かせたところを

管理人が抱いて持ち上げて

事なきを得ました。

濡れるのが嫌いな犬なのに

真冬の足元冷やさせてしまい

ごめんねごめんねと

管理人のコットンマフラーで

さすって拭いてやりました。

これ撮ってた。

午後の雲行き怪しいし

楽しみな約束散歩は早めに出ましたが

やはりにわか雨もあり、

程なく解散し、再び犬とふたりぼっち。

お散歩の話題から

懐かしい保育所への登園コースを歩いてると

小さなお子と

赤ちゃん抱っこしたママが

保育所から降りてきます。

抱っこしてほしい子と

赤ちゃん連れで抱っこできないママの

雨風気にして早く帰りたい中のせめぎあい

まるで我が子のときのようだ、

声をかけるには遠すぎるし

それに犬を怖がるかもしれないしと

躊躇する管理人の心情を投影して

イルクも足が止まります。

そのうち、ママがしゃがみこんで

しばしお子を抱いてなだめるので

落ち着く様子に安心し

今度はそっと離れなければと

イルクを引いて足早に立ち去ろうと

路地の階段を降りようとしたところで

イルクに久しぶりの異変あり

動こうとするのをとどめ

発作を止める薬を入れてやれないので

地に横たわり

食いしばってよだれが落ちる頭を抱いて

お腹と胸をさすってさすって

なんとか落ち着くのを待ちました。

まだ足元に震えがあるし

エイヤッと抱きかかえて

ゆっくりゆっくり歩いても

21キロの犬はどうしても

もち続けられなくなり

また降り出した雨が強くなるけど

いったん降ろすわね、と

着地させたところ

元気を取り戻した犬は無邪気に

あるき出しました。

ほっとして、ほんまにほっとして、

メガネが濡れて曇って

ずり落ちそうになりながら

駆け足で家までたどり着きました。

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